サプリメントアドバイザーの児玉晃典です。
本日も前回に引き続き健康寿命と睡眠について考えてみましょう。
歳を重ねるほど、寝付けない、中途覚醒が多い、よく眠れないといった問題が起きやすくなります。
これは、年とともにメラトニンの分泌量が減ってくることが大きな原因です。
人間の体内時計は一日約25時間周期で、
地球の自転周期の24時間とは、1時間ほどずれています。
つまり、体内時計に従っていると、毎日1時間ずつずれていきます。
それをリセットしてくれるのが太陽の光なのです。
私たちは、太陽の光を浴びることで、毎日同じように朝起きて、夜眠ることができるのです。
その体内リズムの振れ幅は、歳を取るほど小さくなり、前に早まります。
そのため歳を取るにつれて、眠りが浅く、そして夜寝る時間が早まるのです。
歳を重ねていくと、一般に朝早起きになると言われていますが、それは一つにはこの体内リズムが前倒しになることが理由として挙げられます。
また、夜遅くまで起きていてもやることがないので、
早く布団に入るようになることもあるでしょう。
その結果、リズムよく眠ることができず、眠りが浅くなり、朝早く目を覚ますことになるのです。
ただ、
歳を取っても日中外に出活動しているような生活をしている人は、一日中家にいる生活を送っている人よりも体内リズムの振れ幅は大きいので、歳を取っても体内時計はそれほどずれません。
だから、歳を取ったからと言って、内向的になり、あまり活動をしないのは感心しません。
それでは余計、眠れなくなり、身体の調子も悪くなってしまいます。
外に出て身体を動かし、色々な人とコミュニケーションを取っていくことが
良質な睡眠をとることにつながります。