サプリメントアドバイザーの児玉晃典です。
本日は再び脂質について詳しく見ていきましょう。
脂質には、積極的に摂取したい脂質と摂取を控えたい脂質があります。
①摂取すべき脂質
結論から言ってしまうと、
不飽和脂肪酸の必須脂肪酸の中のオメガ3系とオメガ9系は
とったほうが良い良質な脂質です。
●オメガ3系
必須脂肪酸であるオメガ3系の脂質とは、
具体的には青魚の脂(EPA・DHA)、亜麻仁油、えごま油、しそ油、くるみなどです。
脂肪燃焼効果を高める作用もあることが知られています。
今大注目されていて、テレビでも取り上げられています。
不足しがちで、積極的にとっていきたい脂質です。
酸化しやすく、注意が必要です。
血流改善、コレステロール値の改善、アレルギー抑制、アンチエイジング効果など
嬉しい効果も盛りだくさんです。
●オメガ9系
オメガ9系は、
オリーブオイルやキャノーラ油、アボガド、あとはナッツ類に
多く含まれています。
オメガ3系と違って酸化しにくいことが特徴です。
加熱調理する際に使えます。
血液中の悪玉コレステロールを除いて動脈硬化や心臓病、
高血圧の予防に効果があるとされています。
また、胃酸の分泌をコントロールして胃酸過多や胃潰瘍を防ぐ、
腸を滑らかにして便秘の予防や解消に役立つ、
放射線の害を防ぐなどの効果も認められています。
②摂取を控えたい脂質
摂取を控えたいのは、
オメガ6系とトランス脂肪酸、動物性の脂肪も可能な限り減らしたいです。
●オメガ6系
しかし現代人はオメガ6系を摂取しすぎています。
オメガ6系はオメガ3系の逆の作用があるため、摂りすぎは注意です。
アレルギー促進、炎症促進、血栓促進、血液を固めるなんて効果が
摂りすぎると出てしまいます。
オメガ6系には、サラダ油、ごま油、コーン油、アーモンド油、ピーナッツ油、植物油系です。
サラダ油が使用されている料理が多いことを考えれば、
少し気持ち減らせると健康増進につながるはずです・
●トランス脂肪酸
トランス脂肪酸は、マーガリンやコーヒークリームなどに多く含まれています。
アメリカでは規制されています。
トランス脂肪酸は、心筋梗塞や狭心症のリスクを増加させ、
肥満を発生させやすく、アレルギー疾患を増加させ、胎児の体重減少、
流産、死産を生じさせる可能性があること、
母乳を通じた乳児へのトランス脂肪酸の移行が研究等で確認されています。
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