サプリメントアドバイザーの児玉晃典です。
今回は8つの力の中で
集中力を切らさないための栄養素について話をしていきましょう。
①ブドウ糖
脳を動かす唯一のエネルギー源はブドウ糖で、
安静時でも1日120g消費しています。
このブドウ糖が足りなくなると思考力や記憶力が落ちるため、
普段の食事から積極的に摂取する必要があります。
ブドウ糖が不足すると脱力感や記憶力の低下、
さらには体温が上がりにくくなってしまうので
こまめに摂るようにしましょう。
普段の生活からブドウ糖を摂取するなら
ごはん・パン・麺類が最適です。
②ビタミンB1
ビタミンは頭の回転に大きく関わっており、
ビタミン不足は集中力ややる気の低下につながります。
ビタミンの中で最も集中力に欠かせないのがビタミンB1です。
ビタミンB1は糖分からエネルギーを作るときに欠かせない栄養で
集中力をつける働きがあります。
ビタミンB1は豚肉やウナギをはじめ、
大豆・鶏レバー・グレープフルーツなどに含まれています。
③カルシウム
ミネラルは集中力を高めるために必要な
精神の安定化を促してくれます。
特に牛乳や乳製品や小魚などに含まれている
「カルシウム」は神経の興奮を鎮めてくれるため
イライラを抑えることができます。
中でも牛乳や乳製品はカルシウムを吸収しやすいので、
こうした食べ物で摂取するようにしましょう。
④BCAA
運動を長時間続けていると、集中力がなくなってきたり、
やる気がなくってきたりしたことはありませんか?
おそらく誰もが経験したことがあるかと思いますが、
そのような中枢神経の疲労は、
その原因物質であるセロトニンの発生が原因だと言われています。
長時間の運動を続けていると、血液中のBCAA濃度が下がり、
トリプトファンの濃度が上がります。
そうすると、脳内でトリプトファンがセロトニンを発生させ、
気力を失くすことにつながっていきます。
つまり、BCAAとトリプトファンの濃度の比率が、
人間の集中力とやる気を左右しているのです。
逆に言えば、BCAAをしっかりと補給すれば、
セロトニンの上昇を抑えることができるので、
集中力ややる気を持続させることができるということになります。
⑤レシチン
レシチンは脳細胞の構成物質です。
そのため、脳の形成に必要であるほか、
神経伝達物質であるアセチルコリンの合成成分でもあります。
レシチンを十分な量を摂ることで、精神の安定を促進し、
集中力、記憶力、判断力を増大させる働きをします。
レシチンは大豆製品や卵黄に多く含まれています。